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樱桃小丸子(日语文本,沪江)

作者:高考题库网
来源:https://www.bjmy2z.cn/gaokao
2020-11-04 05:08
tags:江沪学习网

贡献的英文-主语谓语宾语的顺口溜

2020年11月4日发(作者:羊袭吉)


丸子:お母(かあ)さん。
妈妈:あら、丸子(まるこ)、お帰(かえ)り。
丸子:お母さん、明日(あした)は写生大会(しゃせいたいかい)だよ、浜辺(はまべ)でお弁当(べんとう )食(た)べ
るんだ。
妈妈:ええ、分(わ)かっているわよ。
丸子:お弁当サンド?ッチにしてね。
妈妈:はいはい。
丸子:あ、でもハンバー グのお弁当のもいいな。あ~両方(りょうほう)持(も)って行(い)きたいよ。
妈妈:まあ、お弁当のことばかり言(い)って。
丸子:だって玉(たま)ちゃんたちとお弁 当の分けっこするって約束(やくそく)したんだも。それでね、写生が終(お)
わったら、砂(すな) のお城(しろ)を作(つく)って遊(あそ)ぼうんだ。あ、わくわくするよ、早(はや)く明日が来
な いかな。lalalala。
妈妈:丸子(まるこ)~
姐姐:丸子~
爷爷:丸子 ~丸子~丸子~ああ、一体(いったい)どこに行(い)ってしまったんじゃ丸子は。丸子~あ、お、丸子。
丸子:うん?
爷爷:うん、お母(かあ)さんはお姉(ねえ)ちゃんをひいき。そんなことは ないと思(おも)うなの。
丸子:うん、お母さんは姉ちゃんのほうが好(す)きなんだよ。
爷爷:よし、ならばわしが丸子をひいきするぞ。
丸子:え?
爷爷:たとえ世界中 (せかいじゅう)の人(ひと)が丸子をひいきしなくても、わしは、丸子大大大(だいだいだい)ひい
きするぞ。
丸子:いいよ、別(べつ)に。
花轮: hi、baby。おや、その犬(いぬ)は?
丸子:美环(みぎわ)さん家(うち)の?マリリスだよ 。美环(みぎわ)さんは旅行(りょこう)に行(い)ってるから代
(か)わりに散歩(さんぽ)させて るんだ。あ、あ、駄目(だめ)だよ?マリリス。
花轮:構(かま)わないよ、baby。?マリリスと遊(あそ)んで行ったらどうだい?
丸子:え、そう、そう、?マリリス。?マリリス、おいしい?
花轮:桜(さくら)君(くん)、これでいいかい?
丸子:わ、ありがとう花輪(はなわ)君 。えへへへ、これやってみたかったんだよね。は、?マリリス、フリスビーだよ。
わ、放(はな)して よ?マリリス。これ投(な)げるから、ちゃんとキャッチしてね。行くよ。?マリリス。
两人:あ……
姐姐:何してるよ。そこで。
小丸子:あ…あのう…
爷爷:ああ、今、ちょっと小山君のことって…
小丸子:お爺ちゃん…シー…
姐姐:もう、立ち聞き(たちぎき)してたね。
小丸子:違う(ちがう)ってば。良子(よしこ)さんにお礼をね。そしたら、偶々(たまたま)声が…
良子:丸ちゃん、こんにちは。
小丸子:ああ、良子さん、どうもありがとう。
爷爷:わしからもお礼(おれい)を言います。ありがとう。
姐姐、良子:え?何かしら。
小丸子:だから、良子さんが来てくれたから、ケーキがね。
姐姐、良子:はあ?


良子:じゃ、また明日。
姐姐:うん。明日ね。
小丸子:え?明日も来るのがやった。
姐姐:いいの、いいの。こんな子をほっといて、気をつけてね。
良子:そ、それじゃ、またね。
小丸子:な、何?
姐姐:あんた、余計(よけい)なことぺらぺらと。
小丸子:うんん、何も言ってないよ。
姐姐:言った!良子さんが来たからケーキが同行(どうこう)って。
小丸子:だって、お姉ちゃんもケーキが年に一度とかなんとか。
姐姐:誰もそんなこと言ってないよ。
小丸子:言ったよ。年に一度のチャンスだって。
姐姐:はあ?年に一度?いや、いやだ。それはケーキのことじゃないわよ。
小丸子:じゃ、何さ。
姐姐:あんたには関係ない。
小丸子:そういや、織姫(おりひめ)とか彦星(ひこぼし)とか小山君とかって聞こえたっけ。
小丸子:明日のバザー玉ちゃんと一緒に行くって約束(やくそく)したんだけどさ。
姐姐:あら、あんたも?私も良子さんといくんだ。
丸子:だけど、どうにもこうにもお小遣(こづか)いがなくてね。ハハ?…これじゃ何も買えないや。
姐姐:お小遣いとっとかなかった丸子が悪いんじゃない。
丸子:私は宵越(よいご)しのお 金は持たない主義(しゅぎ)なんだよ。もらったらすっきりパーと使っちゃいたいんだよ。
(あんたは 江戸子か)???…明日は三十五円で頑張ってみるか。
爷爷:そういうことじゃったら、はい、まるこ。
丸子:えっ、いいの、おじいちゃん。
爷爷:ああ、いいと思う。
丸子:ありがとう、じいちゃん。
爷爷:はい、お姉ちゃんにも。
姐姐:私にも?
妈妈:いいんですか?おじいちゃん?
爷爷:なに…たまにはいいんじゃの。二人とも明日は楽しんでおいで。
小丸子:ありがとう、おじいちゃん。
爷爷:うん…うん。
小丸子X姐姐:やった!
爷爷:おや。
妈妈:あは。すみません、お風呂(ふろ)まで先(さき)にいただいちゃって。
爷爷:なんのなんの、偶(たま)のことじゃ。
妈妈:なんだか急(きゅう)に大(おお)きくなっちゃったみたいで。
爷爷:え?大(おお)きく、お風呂が?どのぐらい?
妈妈:いやだ、丸子(まるこ)とお姉 (ねえ)ちゃんですよ。あんな小(ちい)さかった二人(ふたり)が、お料理(りょ
うり)やお掃除( そうじ)をしてくれて。
爷爷:あはは、そうじゃの。
丸子:あ、おじいちゃんサボってるね。
爷爷:おお、すま、すま。
妈妈:まるこ、ごはんよ。


小丸子:えっ、ごはん?い~た~。うわぁ、い~ たたたた~みんな雷のせいだよ、まったく。
(翌日)
小玉:ねねぇ、まるちゃん、昨日の虹見た?
小丸子:えっ、虹?
宪孝:あー、オレ見たぜ。でかかったなぁ。
小玉:うん、それにとってもきれいだったね。
小丸子:虹っていつ?
小玉:昨日、すごい夕立が降った後だよ。まるちゃん見なかったの?
小丸子:部屋で一生懸命勉強してたから。
(見え透いたうそである)
花轮:はい、君たち、昨日の虹の話をしているのかい。
宪孝:あー、すごかったなぁって。
花轮:ウ?ー、あんな美しくて大きな虹は僕もあんまり見たことがないや。
小丸子:えー、そんなにすごい虹だったんだ。
花轮:フランス語で虹は?ルカンシエルといって、空にかかる?ーチという意味なのさ。
小玉:えっ、素敵な名前だね。
花子:花輪君、私たちも二人力を合わせて昨日の虹みたいな幸せの?ーチをかけましょうね。
花轮:ハハハ、すぐ消えちゃうかもね。
花子:もう、照れちゃって、花輪君の意地悪、待って。
9.小玉:あっ、まさか。涙(なみだ)?
小丸子:小杉泣いてる?
小杉:あの雲、クリーンパンみたいだよなぁ。あっちの雲はシュークリームか?ヒヒ~
小丸子:わぁ、小杉泣かないで。
小玉:そうだよ、元気(げんき)出して!
小杉:えっ
小丸子:中島たちの言うことなんか気にすることないよ。
小杉:えっ、オレ気にしちゃいないけど。
小丸子:小杉には大食い以外にもいいとこいっぱいあるよ。ねぇ、玉ちゃん。
小玉:うん!
小杉:えっ、そうか。どんなとこだい?
小丸子:いや、それは~
小杉:そんなら、早く言ってくれよ、オレのいいとこ。
小丸子:言うよ、言うけど…じゃさぁ、小杉のいいとこ言う代わりにさぁ
小杉:うん? < br>小丸子:もし明日の給食(きゅうしょく)でプリン余ってジャンケンになったら、私を勝たせてよねぇ。
小杉:サクラ、おまえ。
小玉:丸ちゃん。
(八百長「やおちょう」を持ちかける腹黒い女、まるこ)
小丸子:なに、あんた自分のいいとこ聞きたくないの?
小杉:そりゃ聞きたいけどよ~
小丸子:知ってる?「食べ運」って
小杉:食べうん?
小丸子:もっともっと食べ物に恵(めぐ)まれて、お腹いっぱい食べられる運だよ。
小杉:腹いっぱい食べられる運?そんなのあるのか?


小丸子:あるんだよ。ヒヒヒ
(そんな運いつどこでできたのだ?)
小玉:丸ちゃん、また口からでまかせ言っちゃって。
丸子:ああ、毎日毎日(まいにち)雨(あめ)ばかりで、つまらないね。
長山:さよなら。
丸子:余計(よけい)に急(いそ)いでるね、長山(ながやま)くん。
長山:早(はや)く帰(かえ)って、かたつむりの観察(かんさつ)をするんだ。
小玉:かたつむりの観察?
長山:神社(じんじゃ)の境内(けいだい)で、かたつむりを取ってきて、家で飼(か)ってるんだ。
丸子:へ~かたつむりって家で飼えるんの。
長山:うん~すごく面白(おもしろ)いよ。
丸子&小玉:わ~
長山:もうすぐかたつむりの卵(たまご)が生(う)まれる季節(きせつ)なんだ。
丸子:え~かたつむりって卵を生(う)むんだ。
長山:見て。
丸子:わぁぁぁぁ~かたつむりの赤ちゃんだ。
小玉:ちっちゃい!
丸子:可愛いね~
丸子:なんかのんびりしてていいね。私なんか毎日お母さんに早くしろう 早くしろうって言われてさ、少しかたつむりみた
いにのんびり暮(く)らしたいよ。
旁白:十分(じゅうぶん)のんびり暮らしていると思うが。
長山:でも、かたつむりものんびりばかりしてられないだよ。
小玉:なんで?
長山:マ?マ?カブリという虫(むし)がいてね、かたつむりを食べちゃうんだ
丸子:へ~胡瓜(きゅうり)なんかどうするの?
長山:かたつむりの餌(えさ)だよ。葉( は)っぱや木(き)の芽(め)や野菜(やさい)を食べるんだ。
丸子:へ~野菜を食べるの。あたしもやらせて~
長山:いいよ。
丸子:来た来た。
丸子:うん、あのさ、あたしも百恵ちゃんに何かプレゼントしようと思うんだけど。
玉:ええ、本当?
丸子:大体予算は三百円ぐらいでなんかいいものないかな
玉:ううん、だめよ。百恵ちゃんは三万円以上の立派なものしかもらってくれないわよ、きっと。
丸子:えっ三万?そうかなあ、やっぱり
玉:そりゃそうよ。売れっ子スターなんてお金持ちなんだから。
花輪:ハ?、ベビー、これ を見てごらん。ここにフャンからの差し入れ弁当を食べる??ドル記事が載ってるよ。心のこも
ったお 弁当、とってもおいしいわ。記録感激、つまり、プレゼントは真心なのさ。
玉:はあ、花輪君たら、いつも週刊誌なんて読んでるの?
丸子:大人の読む本なのにね。Hなもん載ってるのにね。
玉と丸子:ねー
桜:昨日は休んじゃったんです。風邪引いて、みんなは休まず頑張ったんですけど。
良子:桜さん頑張りすぎて風邪引いたんだし。
桜:でも、休んじゃった時、あそこにいる妹が、あの妹が代わりにやってくれて、おいで、丸子。
丸子:お姉ちゃん。


カメラマン:それじゃあ、妹さんも一緒に。
桜:丸子、カメラ見て。
丸子:へへ、いけない。
カメラマン:はい、チーズ。
(数日後)
お父さん:おお、お姉ちゃん、載ってるぞ。
桜:ええ、本当。
お父さん:ほら、ここに。
お母さん:どれどれ。
みんな:ああ(大笑い)
丸子:何さ、朝っぱらから。
桜:丸子ったら。
(せっかく新聞に載ったのに、で も、こんなにみんなが喜んでくれるなら、これも人の役に立つボランテ??かなあと思う
丸子であった 。)
小丸子:ああ、暑いよ、私はもうだめ。ああ、暑い、暑い、暑いよ。あつっ
姐姐:丸子!
小丸子:な、何?
姐姐:あんた暑いというと、もっと暑くなる。
小丸子:どうしてさ。
姐姐:暑い暑いって、うるさいから、かーときて暑くなっちゃうの。暑いって言わないで。
小丸子:だが、暑いだ。言うの勝手じゃん。ああ、暑い、暑すぎる。ああ、暑い、暑い、あーつーいー。
姐姐:丸子!
小丸子:あっ、お姉ちゃんが怒ると、もっと暑くなる。怒らないんだよね。
姐姐:暑い暑いっていわなきゃいいのよ。ああ、もう暑い、本当に暑い。
小丸子:お姉ちゃんだって、暑い暑いって言ってるじゃん。ああ、暑い暑い暑い!
姐姐:もう、本当暑苦しい。あっ、丸子、これから私と勝負しない?
小丸子:え、勝負は?
姐姐:そう、暑いって三回いったほうが負け。負けたほうがあしたのおやつを相手にあげるの。
小丸子:え、おやつを?
姐姐:そうよ。相手が三回言えば、おやつは倍になるってわけ。
小丸子的想象「ヒヒヒ、もし私が勝てば」
小玉:あった、四つ葉のクローバー。
年子:私も見つかったよ。
小玉:私たち、幸せになれるかなぁ。
小玉和年子:フフフ~
丸子:私は察知薄いよ。
小玉和年子:うん?
丸子:先から目を皿にして探しているけど一本も見つかれないんだよ。はー
小玉和年子:丸ちゃん。
小玉:大丈夫だよ。丸ちゃんだってきっと見つかるよ。
丸子:うんーうん?ああ、これ、きれいだね。ほら
小玉:本当だ。赤色の石って、珍しいよね。
丸子:わあ、光が透けて見えるよ。
年子:本当?


丸子:ああ
小玉:ああ、きらきら透けるね。
丸子:でしょう?石ころにはきれいだよね。
年子:本当だ。きれい。
丸子:家に持って帰って宝物にしようか。
丸子:お母さん、今日何の日か知っている?
妈妈:え?今日?
丸子:今日は土曜の丑の日だよ。
妈妈:あっ、そう言えばそうね。
丸子:丑の日といえば鰻だよ。ね、お母さん、今日の夕飯は鰻だよね。
妈妈:今日は鰯がとても安くて、いっぱい買ってきたのよ。だから、鰯。
丸子:うん。お母さん、今日鰻を食べたらみんな元気で夏を過ごせるんだよ。
妈妈:夕飯にはこれを焼いて、残りは煮ておけば明日のおかずになるしね。
丸子:家族の健康のためにね、今日は絶対鰻だよ。
妈妈:だって、鰯がいっぱいあるんだもの。鰻はまた今度ね。
丸子:今日じゃなきゃ意味ないよ。今日は鰻の蒲焼。
妈妈:わがまま言わないの。
丸子:あ。
妈妈:そんなに蒲焼がいいなら、鰯を蒲焼にしてあげる。
丸子:ぶ! へん、お母さんの分からず屋、家族の健康を考えて毎日のご飯を作るのがお母さんってもんでしょ。まったくも う。
おじいちゃん。
爷爷:何じゃ。丸子、いったいどうしたんじゃ。
丸子:お爺ちゃん、鰻食べようよ。
爷爷:ハって?鰻とな?
丸子:今日は土曜の丑の日だよ。
爷爷:そうじゃった。わしも鰻が食べたいぞ。
丸子:今日は鰻を食べたら、夏中元気で過ごせるんだよ。私はお爺ちゃんにずっと元気でいてほしいよ。
爷爷:丸子、そんなにわしのことを……丸子!
丸子:お爺ちゃん……
(甘い爺さんである)
丸子:はい、あれ、なんか涼しい。
奶奶:浴衣は風を通すように作られているから、見た目よりずっと涼しいんじゃよ。
妈妈:もともと日本の気候に合わせて作られた着物ですからね。
丸子:えい、浴衣ってすごいんだ。どう?
奶奶:おやおやかわいらしいこと。丸子は小さな大和撫子さんだね。
丸子:え、私が大和撫子?
妈妈:そうやって、おとなしくしていればね。
丸子:ね、お母さん、この浴衣お祭りの日までずっと着せてもいい?
妈妈:え、なんで?
丸子:私、本物の大和撫子になりたいんだ。
妈妈:そんなことを言って、すぐ帯が苦しいよなんて泣きことを言うんじゃないの?
丸子:私、やるときやる女だよ。誰が何と言おうと、大和撫子になってみせるよ。うん。
爸爸:丸子、なんで浴衣なんか着ているか。
妈妈:大和撫子になる修行なんだって。


爸爸:あ、修行?
妈妈:少しはお行儀よくなってくれるといいんですけどね。
爸爸:は?まあ、せいせい頑張れよ。
丸子:はいでございます。お父様。
爸爸:なんだよ。その話し方は、調子くるっちまうだろ。
爷爷:あ、丸子、袖が、袖が。
丸子:えッ
奶奶:袖を反対の手で押さえるじゃん。ああ。
妈妈:もう、いやだ。ちょっと、なにしてんのよ。ほら、拭け、拭けよ。
丸子:えいっと、何か。お、いいもん見て。お母さん。
妈妈:うん?
丸子:さく らんぼは、さくらんぼを、まんぽまんぽ、ううう!くらくらまんぽ、らんらんまんぽ。美味しい美味しいさくら
んぼまんぽーう!
妈妈:食べものをおもちゃにするんじゃないよ。
丸子:ねね、お母さん、この歌を聴いてさくらんぼを食べたくなってこない?
妈妈:こないって!
丸子:うー、私の歌じゃお母さんの心を動かすことができないんだね。
爷爷:あう、さくらんぼ、さくらんぼ、さくらんぼまんぽ、う!丸子、なんか噂にさくらんぼが食べた くなってきたぞ。
丸子:お、おじいちゃん。
爷爷:さくらんぼ、さくらんぼ~
おー、うー。丸子や、さくらんぼは「桜」に「桃」と書いて、「おうとう」ともいうと図鑑に書いてあるぞ。
丸子:桜桃?
爷爷:丸子の名前は桜桃子、つまり丸子はさくらんぼこちゃんじゃ。
丸子:えい、これ大発見だね。あーあ、なんとかさくらんぼますます食べたくなったよ。
爷爷:そうじゃの。
丸子:わあ、さくらんぼがいっぱい。うん、おいしいね。
爷爷:おいしい。
丸子:おなかがいっぱい、もう食べられないよ。
爷爷:わしもじゃん。
妈妈:丸子、お爺ちゃん、ご飯よ。
丸子:お爺ちゃん、ご飯食べようか。
爷爷:そうじゃ。
妈妈:丸子!
丸子:ご、ごめなさい。
妈妈:丸子、まったくあんたならどうして落ち着かないの?
丸子:だって。
妈妈:だってじゃないでしょう。こういうところで走ったら人に迷惑になる し、危ないっていったろうじゃないの。それな
のに、まったくもう。
丸子:お母さん、こんなところにそんなに怒らなくだって。
妈妈:何言ってるの?あんたが 悪いでしょう?悪いことをしたんから叱るのは当たり前よ。本当に落ちつけはないし、言っ
たことは聞 いていないし、いつもボーとして振るなら振ろうしてばかり。
小孩子A:びゃーやったなこいつ。
小孩子B:ダダダ、
丸子:ね、お母さん、あれってよくないことだよね。


妈妈:そうよ、ああいう皆の迷惑になることやっただめよ。
丸子:じゃ、あ の子たち叱ってよ。悪いことをしたら叱らないダメなんでしょう?、じゃ、あの子たちを罰さかてやっ、やってほら。
妈妈:うー
小孩子A妈妈:そうなのよ、本当に。勇君、駄目よ。ね、あの子は笑えそうよ。
小孩子B妈妈:そうよ。
丸子:どうしたのさ?私を叱ったみたいに罰でいってやってよ。
小孩子A妈妈:勇君、行くわよ。
小孩子A:はい。
小孩子A妈妈:もう、困ったわ。
小孩子B妈妈:うちのこも。
妈妈:ほら、もう積んだらいいでしょう。行くわよ。
丸子:あら、私を叱るのに、よその子は叱らないんだね。
丸子:へえ、バザーか。
老板:丸子ちゃんたちが喜びそうなかわいい縫い包みおもちゃもたくさん出るから、ぜひ来てね。焼きそばと か綿あめもあ
るよ。
丸子:いい、本当?行く行く。ね、玉ちゃん。
小玉:うん。
老板:じゃ、明日待ってるからね。
丸子、小玉:うん。
丸子:五円だけ。嘘。これじゃ、明日のお小遣いの三十円を出しても三十五円。ほほ。はーい。
爷爷:丸子、どうしたんじゃ。元気ないの。
姐姐:なにかあったの?
丸子:明日のバザー、玉ちゃんと一緒に行くと約束したんだけどさー
姐姐:あら、あんたも?私も良子さんと行くんだ。
丸子:だけどどうにもこうにもお小遣いがなくてね、へへ、こうじゃ何も買えないよ。
姐姐:お小遣い取っとかなかった、丸子が悪いんじゃない。
丸子:私はよい星のお金を持たない主義なんだよ。もらったらすっきりパーと使っちゃいんだよ。
(あんたはえと子か)
丸子:あーあー、明日は三十五円で頑張ってみるか。
爷爷:そういうことじゃ、はい、丸子。
丸子:ええ、いいの?お爺ちゃん。
爷爷:ああ、いいとも。
丸子:ありがとうお爺ちゃん。
爷爷:はい、お姉ちゃんにも。
姐姐:私にも?
妈妈:いいんですか?お爺ちゃん。
爷爷:何。たまにはいいじゃろう。二人とも明日は楽しいんでおいて。
姐姐:ありがとうお爺ちゃん。
爷爷:うんうん。
丸子、姐姐:やった。
妈妈:もっと他に書きようがなかったの?
丸子:だって、そんな先のこと聞こえだって、何を書いたいいがわかなかったもん。
姐姐:そりゃそよね、明日の時間割も真面に揃えられない丸子が遠い未来のことなんて


考えられることないわよ。
丸子:もう
妈妈:先のことかもしれないけど、皆はちゃんと目標を持っているじゃない。あんただって
丸子:だって思い浮かばないだもん。
爸爸:まあ、わかれもしね未来のことなんて考えだっ てしかたねえよ。いまがよけりゃそれでいいじゃんねえか。
妈妈:もういいかけんなことを言わないでくださいよ。
丸子:ほら、わたしが立派な作文を 書けないのは御父さんの遺伝だね。私もお父さんと一緒で面倒なことを考えるのは苦手
なんだってば。
爸爸:それ間違うぜ。
丸子:い?
爸爸:俺は立派な作文を書いたぞ。いつも先生 に褒められてよ。「作文のひろちゃん」なんて意味を取ってたぐらいだから
な。
爷爷:作文のひろちゃん?はって、宏志はそんな名前で呼ばえていたかな。
奶奶:サー、覚えておなの。
丸子:それは本当?もし本当なら、お父さんが子供のころに書いた作文を見せてよ。
爸爸:そんな昔のもの、残っちゃいねえよ。
奶奶:いいえ、確か葛の中に住めて置いたと思うが
爸爸:おい、お婆さん、余計なことを言 うなって、うへん。とにかく、私は立派な作文を書くのは有名だったんだ。丸子と
は違うんだ。
其他人:うん?
丸子:ここはまたすごいね。
小玉:高そうなものばかりだね。
丸子:きっとここは
花轮:Good morning,babyたち
英叔:おはようございます。
丸子:やっばり。
小玉:へへへ
花轮:どうだい?うちが出したものは。なかなかほかでは手に入らないものばっかりさ。
丸子:たしかにね。
小玉:うん。
花轮:中でも僕一番のおすすめはangleの石像セットさ、特注品なんだ。
英叔:噴水の周りに置いていただいてよろしいかと存じます。
丸子:噴水なんだあるなら大きい公園か花輪君うち区内で。
小玉:花輪君はバザーで買うものなんてないじゃないの?
丸子:そうだよ。こんな庶民のところ来たって面白くないじゃん。
花轮:No no 見たことのないものが多くてとても興味深いよ。ね、秀じ?
英叔:はい、おぼっちゃまには新鮮で実に刺激的なのでございます。
花轮:じゃ、ゆっくり品定めしてくれたまえ。
英叔:それでは、桜さん、穂波さん、失礼いたします。
丸子:やっばり花輪君はバザーの楽しみかたが普通の人とは違うんね。
小玉:うん、あ、丸ちゃん、ほら、あそこでおもちゃを売ってるよ。
丸子:はい、行ってみよう。
丸子:え?焚き火に作ってるの?焼きリンゴが?
小玉:うん。うちのお父さんね前にキャンプをしたときに作ったんだって。


丸子:焚き火してあのリンゴを食べるなんていいだろうね。
浜治:リンゴはどうしたって?
丸子:焼きリンゴの話なんだよ。
浜治:え?焼きリンゴ?
丸子:きのう年子ちゃんの家でごちそうになってさ。こちがわさ夢 みたいに甘で柔らかで飛び来ておいしかったんだよ。
前田:うん?
浜治:ええ、そんなリンゴなら、俺も食べてみたいな。普通のリンゴは食べ厭きしまったからよ。
丸子:え?あんたそんなにリンゴを食べてるの?
浜治:あ、今うちにもらいもののリンゴは箱いっぱいあるんだ。
丸子:箱いっぱい、そうじゃうさ、浜治の家で焚き火して焼きリンゴを作るって言うなら、どう?
浜治:おお、いいぜ、やろうやろう。
山田:焚き火は暖かいぞ。おいらも行きたいぞ。
浜治:おう、山田もこいよ。じゃ、あしたでいいか?
丸子:ああ、いいんじゃない。えいっと、お砂糖とバターと干しぶどうを用意しなくちゃね。
山田:あは、干しぶどうなら、おいたのうちにあるぞ。
丸子:そうじゃ、干しぶどうを山田にお願いね。
山田:わかったぞ。
小玉:じゃ、私はバターを持っていこうか。
丸子:なら、私はお砂糖だね。
前田:ね、私も行っていい?
浜治:え、前田も?
前田:なによ。私だけ仲間外れにするの?
浜治:え、いいや、そういうわけじゃ。
前田:それじゃ、あしたね。
浜治:え、はい~
小玉:そうか。そんなこともあったんだ。
猪太郎:うちのお母さんもいつも冨美子のことを贔屓するぶ。
丸子:へえ、ぶ太郎のうちも?
猪太郎:昨日も勝手においらの弁当箱を使わせたぶ。
猪太郎:自分の使えばいいぶ。
富美子:お豚さんのお弁当箱がいいだぶ。
猪太郎:放せぶ。
富美子:いやだぶ。
猪太郎妈妈:ぶ太郎、使わせてあけなぶ。
富美子:へへへ。
猪太郎:母ちゃん、冨美子の味方ばっかりするぶ。
小玉:ぶ太郎って。
丸子:お弁当箱も豚の絵だったんだね。
花子:はい、輪君。私の愛を受け取って。ああ、愛が溢れちゃう。
丸子:ちょっと、小渚さん、こちも早く行ってよ。
花子:へん、はいはいはいはいはい。
丸子:なにこれ。
小玉:もうほどんとなくなってるよ。
丸子:なんで花輪君にはあんなたくさんなのに、わたしたちにはこれぽっちなるさ。


猪太郎:贔屓はよくないぶ。
花子:なによ。好きな人にたくさんあけたいと思うのは当然でしょう?ね、花輪君?
花轮: せっかくだけど、セニョリータ、この愛、ぼくにはちょっと重いかな。桜君たち、少し取ってくれたまえ?
花子:あーうん。花輪君の照れ屋さん。
众人:えー。
爷爷:丸子や、ちょっと来てご覧。
丸子:うん、なにこれ。
爷爷:焼きリンゴを作ってみたんちゃよ。じゃ、一緒に食べよ。
丸子:あのさ、お爺ちゃん、丸子の言ってた焼きリンゴでね、丸ごと一個なんだよ。
爷爷:何じゃと、丸ごと。
丸子:そんで中にお砂糖とか積めるんだよ。
爷爷:そんな手の込んだものじゃ、だっか?
丸子:うん?
爷爷:うん?あら、焦げた。は、すまんの、丸子。
丸子:お爺ちゃん、私明日浜治の家で焼きリンゴを作るからさ。お爺ちゃんにお土産持ってくるよ。
爷爷:へ、丸子がわしにお土産を?
丸子:うん、すごく柔らかくておいしいのを持ってくるから、楽しみに待ってて。
爷爷:ありがとう、丸子。ハハ、待ちとしいの。
丸子:ワ、たくさんあるね、浜治。
浜治:あ、最近おやつはこればっかりだよ。
山田:あは、これ持ってきたぞ。
小玉:梅干し?
丸子:ちょっと、山田、干しブドウは?
山田:あは、干しブドウは、夕べ味みせたら、全部食べちゃった、ごめんよ。
浜治:それで、代わりに梅干しかよ。
山田:あは、梅干しと干しブドウは、ほしほし、しわしわ似てるぞ。?ハハハハ。
众人:えーーー
妈妈:わざわざ、どうも、すみません。
丸子:あ、あ。
警察:では、これ昏も気をつけてください。
妈妈:ご苦労様でした。
丸子:何で お巡りさんがうちに?もしかして、宝石を探したことを聞いてあたしを捕まえに来たんじゃ。あ。
警察:や、御嬢さん、こんばんは。
丸子:こんばんは。
妈妈:丸子。
丸子:え。
妈妈:何やってんの?そんなところで。
丸子:お母さん、お母さん。お巡りさん、何しに来たの?
妈妈:最近このあたりで泥棒に入られたんだって。
丸子:泥棒?
妈妈:だから、戸締りしっかりするように気を付けてくださいって。
丸子:はい。
妈妈:それまったく。
丸子:何だ。あたしを捕まえに来たんじゃないんだ。これでよし。い や、待ってよ、もし泥棒に入られたりしたら、ここは


すぐに見つかっちゃうかも。あ、 いやだ。ここも見つかるかも。
爷爷:丸子や。どうしたんじゃ
丸子:へ?
爷爷:おう、宝物の隠し場所か?
丸子:そう、泥棒に見つからないようにね。
爷爷:うん。お、そうじゃ。ここはどうじゃ。
丸子:ありきたりだよ、お爺ちゃん。
爷爷:そうか。
丸子:うん、どこかないかな。
爷爷:うん、お、あのツボの中はどうじゃ?
丸子:は、いいかも。やった。これで安心だね。
丸子和爷爷:へへへへ。
丸子:ああ、こんなところまでいい匂いがしてくるよ。早く鰻を食べたいね、お爺ちゃん。
爷爷:そうじゃの。
丸子:こんなに鰻のにおいだらけなのに、お母さん、今日が鰻の日だ気 づかんわけないよ。わざとすっとぼけだね。
爷爷:お母さんにことわけ込んでよかったかな。 丸子:いいの、いいの。お母さんは鰯を食べたらいいんだよ。お爺ちゃん、このことは丸子とお爺ちゃんの 秘密だよ。
爷爷:ひ、ひみつ。
丸子:そうだよ。私大好きなお爺ちゃんと二人だけで秘密が持ててとってもうれしいよ。
爷爷:丸子や、わしもうれしいぞ。
丸子:そのうえに鰻が食べられてもう最高。
(つくつく甘い爺さんである。)
丸子:わ、すごく並んでるね。
爷爷:土用の丑の日だからぞ。
丸子:あ、暑いね。鰻を食べる前に待ってちゃうよ。
爷爷:丸子は、わくわくしろ辛抱じゃん。
丸子:あ、鰻が私たちを待ってたもんね。頑張るよ。
店员:二名様、ご案内。
丸子:あとは少しだね、お爺ちゃん。
爷爷:へへへ、そうじゃの。
丸子:あ、お勧め。お爺ちゃん、丸子、これ食べたい。
爷爷:えっと、お勧め、鰻重、特上、三千円か?
丸子:ね、お爺ちゃん、いいでしょう。
爷爷:丸子、よ、よし、特上じゃ特上にしよう。今日は土用の丑の日、特別じゃん。
丸子:えへ。
(本当にとことん甘い爺さんである)
店员:次のお客様、どうぞ。
丸子:お爺ちゃん、いよいよ次だね。
爷爷:あ、いよいよじゃぞ。
客人:鰻重は五人毎、俺も五人毎。
店员:はい、本当に申し訳ありません。今のお客さんで昼の分終わっちゃいました。
爷爷:ええ、なんと。
英叔:桜さん、何かをお探しですか。
丸子:ひ、ひでじ?ハハハ、いいや、別に。


花轮:お待たせ、ひでじ。
英叔:お坊ちゃま、お帰りなさいませ。
花轮:そうだ、ひでじ。桜君と穂波君もお茶にしようとしてもいいかな。
英叔:もちろんですさま。
花轮:かったら、どうたい?レーデ?たち。スペシャルなケーキをごちそうするよ。
丸子和小玉:わあ。
英叔:実は今日はわたくしもお坊ちゃまにご招待いただいたのですよ。
丸子:ひでじも?
英叔:お坊ちゃまがお友達のお宅で美味しいケーキをごちそうになって、 ぜひわたくしにも食べさせたいといっしゃいまし
て。
丸子和小玉:へえ、
英叔: 本当はお坊ちゃまはお父様やお母様に食べさせてさしあがたいのではないかと思うのですが,遠い外国にいらし ては、
なかなかそういうわけにもみりませんので、それではわたくしに。
丸子:花輪君。
花轮:そうじゃないさ、ひでじ。
英叔:お、お坊ちゃま。
花轮:だって、ひでじは僕の大事な家族だからね。
英叔:うん、お坊ちゃま。
花轮:さあ、どうぞ。
英叔:いただきます。
丸子:わあ、さくらんぼだ。
小玉:よかったね、丸ちゃん。
丸子:はい。
丸子和小玉:いただきます。
英叔:うん、美味しいございます、お坊ちゃま。
花轮:よかった。
小玉:うん、丸ちゃん、どうしたの?食べないの?
丸子:う、うん。ね、花輪君。
花轮:なんだい?
丸子:このさくらんぼ、もらって帰ってもいいかな?
花轮:え、もちろんかまわないけど。
丸子:へへ、ありがとう。
丸子:ね、玉ちゃん、
小玉:あ?
丸子:玉ちゃんのお母さんはよその子を叱ったことがある?
小玉:うん?よその子?うん、見たことないの。
丸子:ああ、そう。
小玉:どうした?急に?
丸子::うちのお母さん私にはすごく叱ったくせに、よその子は全 然叱らないんだよ、それでずるくない?
小玉:うん。
浜治:うちのお母さんは叱るぜ。
丸子:い?本当?
浜治:ああ、この前の自転車の三人乗りしてたやつらがいたんだけどよ。 母さんそれみってすっけ叱ってたぜ。
丸子和小玉:へえ、


浜治:でも、こ ちはちょっと困っちまうだよな。友達でもだれでも叱るからよ。怒りっぽい母ちゃんって言われっちまうしよ。
丸子:ああ、怒りっぽいお母さんね、それはそれでいやだね。
浜治:でもお母さんは悪いことをしたら、よその子でも叱るのは当たり前だって言うんだよな。
丸子和小玉:ああ、
同学们:ハハ、来た。はい、こい。
丸子:あや、終わった。あ、塵取り、あ!もう、うん。
同学甲:でね、お母さんにつれて行ってもらったんけどね。
同学乙:うん、それで?
丸子:まだゴミが残っているのに。注意したほうがいいのかな。隣のクラスだけど。
同学甲:それでね、すっごくかわいいブローチが売ってて。買ってもらおうかと思ったんだけど……
丸子:あの……
同学乙:いやだ。ヘへへ。
同学甲:でしょう?
丸子:なんか言いにくい。
同学乙:信じられないね、それ。
同学甲:いやだ。もう。
丸子:わあ、すごい、かわいい。いいな、いいな、ね。
妈妈:だめよ。
丸子:い?まだ何も言ってないじゃん。
妈妈:聞かなくたって分かるわよ。どうせまた犬は飼いたいって言うんでしょう。
丸子:ビ ンボン、大正解、お母さん、すごいね。さすがだよ。それまた私のこの熱い気持ちもわかるよね。ね、犬かって 。
妈妈:駄目よ。何度言ったらわかるの?あんたに犬の世話なんかできこないんだから。
丸子:そんなことないよ、買ってくれたらちゃんと世話するよ。ね、お願い。
妈妈:だめ。
丸子:あ!ちー ハハハ、おかしいね。
狗:ワンワンー
路人:ポチ、行くよ。
狗:ワン
路人:フフ、よしよし。
丸子:あ、かわいいな。
小玉:そうだね。
丸子:犬飼いたいな。
小玉:美環さん
丸子:あれ、なんか元気ないね。
小玉:そうだね。
丸子:美環さん
美环:あ、桜さん、穂波さん。
丸子:どうしたの?なんか元気ないみたいけど
美环:私、明日から家族で旅行だったんけど、駄目になるかもしれないの。
小玉:へえ、どうして?
美环:留守の間、?マテ?テ?スの面倒をみてくれる人の都合が悪 くなっちゃって、代わりの人が見つからないの。
小玉:そうなんだ。
丸子:あ、 美環さん、私に任せてよう。留守の間、私が?マテ?テ?スの面倒をみてあげる。


美环:へえ、本当?
丸子:なんでだった私はゴールデンウ?ークに見事に何の予定もないからね。
(そこまで威張っていうことか。)
丸子:この私にだーと任せてよう。
美环:ありがとう、桜さん。よかったわね、?マテ?テ?ス。
丸子:ヘへへ、よろしくね、?マテ?テ?ス。
丸子:行ってきます。あ、上履き袋。あ、も う。行ってきます。は、は、は、何とか間に合ったんね。城崎さん、おはよう。
城崎:おはよう、桜さん。
丸子:城崎さんが寝坊するなんて珍しいね。私は毎度のことだけどさ。
城崎:うん?別に寝坊したわけじゃないわよ。
丸子:じゃ、なんで遅かったの?
城崎:髪型はなかなか決まらなかったのよ。ちゃんとできるまで三十分もかかっちゃった。
丸子:い?三十分もやってたの?
城崎:だってきちんとしたほうが気分がいいでしょう。
丸子:そう言うもんかね。私なんて髪も度外視でこなかったよ。
城崎:い?髪も度外視でないの?
丸子:うん、わたしなんかおかっぱだからさ、これで十分。
城崎:そうなの?
丸子:あ!
城崎:どうしたの?
丸子:顔洗いも忘れちゃった。へへへ~。ドーリフって最高だよね。
同学:そうよね。なんで加藤茶あんなににおもしろいだろう。
丸子:本当。あれ、ない。忘れちゃったにかな。まあ、いいか。フフフ
同学:もう、それじゃ、男子と同じじゃない。
丸子:へへへ
城崎:はい。
丸子:城崎さん
城崎:桜さん、よかったら、使って。
丸子:いいの?
城崎:うん。
丸子:ありがとう。
丸子:いへへへ、?マテ?テ?スの散歩楽しみ だな。テレビでやってたフリスビー遊びと会していたいな。ふふふ。
妈妈:ちゃんと世話しなきゃだめよ。大丈夫なの?
丸子:大丈夫大丈夫、お母さん。私だって犬の世話くらいちゃんとできるからね。
姐姐:あ んた、犬の世話ができるってお母さんに?ピールしたいだけでしょう?ほーら、図星だ。それで、犬を飼っても ら
おうなんて企んでいるんでしょう。
妈妈:まあ、あんたっだこは。
丸子:違う よ。美環さんが困ってたから、ほっとけなかったんだよ。とにかく、私、ちゃんと世話をするからね。見せてよ 、
お母さん。
(結局、?ピールをしたいである。)
美环:?マテ?テ?ス、いい 子でお留守番でね。?マテ?テ?ス。じゃ、桜さん。明日の夜には帰ってするから。それまで、
?マテ ?テ?スをよろしくね。
丸子:任せてよ。
美环:?マテ?テ?ス、いい子にしてるのよ。


丸子:行ってらっしゃい。じゃ、?マテ?テ?ス、散歩に行こうか。うん、?マテ?テ ?ス、?マテ?テ?ス、散歩に行く
んだよ、散歩。は、駄目だ、こりゃ。わ、結構力持ちだね。?マテ ?テ?ス、公園でボール遊びにしようか。あ、?マテ?
テ?ス、そちじゃないって、もう。分かったよ 、わ。
丸子:城崎さんが私の陰口言うなんて。友達だと思ってたのに。
姐姐:丸子。
丸子:うん?
姐姐:丸子。
丸子:え、なに?
姐姐:な、なにって。百恵ちゃんのテレビが始まるよ。先から呼んでるのに返事しないから。
丸子:あ、あ、ごめん。
姐姐:何かあったの?丸子。顔を洗わないで学校に行った?
丸子:うん。
姐姐:それで陰口を言われたの?
丸子:分かんない、きっとたぶん。
姐姐:もう、本当にたらしかないわね。
丸子:だって、寝坊しちゃったんだもん。
姐姐:そう言う問題じゃないでしょう。いつもき ちんとしている子はあんたのそういうガサツなところが我慢できないのよ。
陰口はよくないけど、気持 ちはわかるよ。ほかには?なにが心当たりはないの?
丸子:えっと、ハンカチを忘れてスカートで手を拭いたところを見られた。
姐姐:へー
丸子:でも、ハンカチを貸してくれたよ。
姐姐:それは見るに見かねて貸してくれたのよ。 は、もう、ほんとうに。こんな子が妹だって、思うだけで恥ずかしいよ。
丸子:ね、お姉ちゃん、私は明日からどうすればいいのさ、教えてよ。
姐姐:そうね。とにかく見出しの身をきちんとして嫌われないようにするしかないんじゃない?
丸子:うん。
丸子:城崎さん、やっばり私みたいなだらしない人間は嫌なのかな。
小玉:丸子、絵具絵具!
丸子:え??ー洗ってくる。あ、あ、え、ごめん。ごめんね。城崎 さん。あ、ごめなさい、ごめなさい、ごめなさい。
城崎:いいわよ、桜さん。洗濯すれば落ちるから。
丸子:おしゃれな城崎さんだもんね。汚 れた服なんていやだろうな。わたし、ますます嫌われちゃったよね。
城崎:桜さん。
丸子:あ?
城崎:早くパンちょうたい。
丸子:あ、ごめん。あ!はい。
年子:丸ちゃん、別なのしてあげるわ。今日はお休みの人がいるから、一つ余るよね。
丸子:あ、そ、そうだよ。ごめんごめん。あ、私が城崎さんに嫌われるばっかり。
城崎:よし、行くよ。
藤木:あ、ぼくのところに来るかも。あ、世山さん、よし。ここで一 番男らしいところをみせなくちゃ、でも取らないなら、
悪いよな。いいや、ここには男になるんだ。は い。
城崎:あ、桜さん。
丸子:大丈夫大丈夫、?ハハ。
同学甲:誰か桜さんを保健室に運ぶのをお手伝ってください。
同学乙:はい。
城崎:藤木、あんな取る気満々溢れてなんで避けるのよ。


藤木:あ、そんな、あ!
城崎:大丈夫?
丸子:うん、大丈夫。
城崎:本当にご目なさい、藤木たら、急に避けるから。
丸子:どちボールだもん、仕方ないよ。
城崎:痛くない?赤になってない?
丸子:大丈夫、もう平気だよ、気にしないで。
城崎:でも、すごく痛かったでしょう。本当にご目なさい。
丸子:そんなに謝らないでよ。私だって城崎さんにたくさんいやな思いをさせちゃったんだから。
城崎:え?あー、絵具のこと?
丸子:うんうん、そうじゃなくて。
城崎:じゃ、何?
丸子:城崎さんは私のことを嫌いなんだよね。
城崎:うん、どうして?
丸子:正直に言ってくれていいんだ。悪いのは私なんだから。
城崎:どういうこと?
丸子:実は聞いてたんだ。城崎さんは私のことを嫌いだって言ってたん。
城崎:え?私、そんなことを言ってないわよ。
丸子:だって、昨日給食の前に話してたんじゃん。年子ちゃんに。
城崎:え?私?土橋さんに?
丸子:うん。
城崎:あ!フフフフ、いやだ。違うって。桜さんが勘違いよ。
丸子:い?
城崎:あれはね、消しゴムの話をしてたの。
丸子:消しゴム?
城崎:そう、消しゴム。
年子:丸さんのお誕生日に花の香のする消しゴムをプレゼントにしようかなと思うんだ。
同学:あ、それなら、文房具屋さんにいろんな種類が売ってるよ。
年子:うん、それでね、バラの香りなんてどうかなって。
城崎:バラはやめた方がいいわよ。
年子:え?どうして?
城崎:桜さんは嫌いだからよ。
同学:ええ、そうなの?
城崎:うん、この前、文 房具屋さんで桜さんと会ったとき、バラの香りの消しゴムのこと、ト?レの匂いがするって言って
たも ん。
同学:えー
年子:それじゃ、仕方ないか。
丸子:あ、かまれた。あのお母さん子供がかまれてるのに笑って見てるよ。
妈妈:違うわよ。ああやって獅子舞に頭をかんでもらうと縁起がいいのよ。
丸子:えっ何で?
妈妈:そういう言い伝えでね無病息災とか一生幸せに暮らせるとかいうのよね。
奶奶:賢くなるともいうのう。
丸子:えっ賢くなるの?本当?
爸爸:そういう昔どっかの祭りでお姉ちゃんもかまれたことがあったな。


妈 妈:そうそう。ほら丸子もかんでもらいなさい。ほらほら、怖くないよ。あっちょっちょっと丸子。
丸子:いっ?
妈妈:結局泣いて暴れてかまれないまま逃げ出しちゃったのよね。
奶奶:おやまもったいないことしたのう。
姐姐:本当、素直にかんでもらってればもっと賢い妹になったかもしれないのに。
丸子:なにさぶう。
浜崎:獅子舞?頭をかまれるどころかじかに見たこともないぜ。
山田:おいらもないぶ。
丸子:やっばりね。
浜崎:獅子舞に頭をかまれるとどうなるんだよ。
丸子:賢くなるんだって。
猪太郎:えー?ほんとうかぶう?
山田:ハハハハハハ
丸子:あっ山田は獅子舞
山田:宇宙人だじょ。
丸子:かまれたこと絶対ないよね。
聞くまでもない。 < br>丸子:ただいま。あー、やっばり学校は疲れるね。こんな寒い日はこたつでぬくぬくしてるのが一番だよ 。
姐姐:疲れるって、三学期始まったばっかりじゃない。
丸子:ねえ、みんなでカルタやろうよ、それともすごろくにする。
妈妈:お正月はもう終わ ったんだよ。さっさと頭切り替えて、三学期はもうちょっと勉強頑張ってちょうたい。
姐姐:そうだよ。一年の最初っくらい気合い入れなよ。どうせ途中でだらけるんだからさ。
丸子:また一月だもん、お正月だもん、
妈妈:いつまでもお正月気分が抜けないなんて。困ったもんね。
丸子:お母さんだって抜けてないじゃん。
妈妈:えっ?私はちゃんと抜けてるわよ。
丸子:じゃあ、このおやつは何?鏡開きしたお餅じゃん。
旁白:そ、それは。100パーセントお正月の残り物である。そして、日曜日。
丸子:あ、玉ちゃん、ねえ、今日空き地で羽根突きして遊ばない?お天気もいいしさ。
小玉 :ごめんね、丸ちゃん、これからピ?ノの練習するんだ。お正月でずっと休んでたから今日は頑張ってやらない と。
丸子:そ、そうか。うん、分かった。お爺ちゃん、カタルしよ、あっそっか、今日は老人会だっ たね。もう普通の番組しか
やってないじゃん。もっとお正月らしいのがいいのに、つまんないの。
丸子:ただいま。
爷爷:どうした?元気ないのう。
丸子:お爺ちゃん、丸子は大事なチャンスを逃したみたいだよ。
えっ?
丸子:せっかく獅子舞に会っておきながら頭をかまれなかったなんて丸子一生の不覚だよ。
爷爷:いっ一生の不覚とな。
丸子:頭をかんでもらってりゃいまごろ丸子は天才になってたかもしれないのに。
爷爷:天才?
旁白:それはどうだか。
丸子:お爺ちゃん、丸子も獅子舞に頭をかまれたいよ。ねえ、どこに行けば獅子舞に会える?
爷爷:はて?
妈妈:前はお祭りなんかでよく見掛けましたけどね。


奶奶:は村の青年団がやっておったよ。そこで年長の者からっ若い者へと代々伝わっていったもんじゃが。今 は時代が変わ
ってやる人もいなくなってしまったね。
妈妈:うん、獅子舞なんてテレビでしか見なくなりましたよね。
丸子:そんな。
丸子:先週まではあんなに賑やかだったのにさ。やっぱりお正月は終わっちゃったんだね。ンっ、何?あのたこ 。
へへへ!
丸子:浜崎、ぶー太郎。
猪太郎、浜崎:おう、桜。
丸子 :いいね、たこあげは、あたしゃうれしいよ、お正月を愛する少年たちがちゃんと残っててくれてさ。
浜崎:別にそうなんじゃねえけどよ。お年玉当てたしてたおじさんが今日まで来なくて、やっと買えたんだこ のたこ。
猪太郎:最新型のタコだブー。よくあがるぶー。
丸子:お正月には凧あげて駒を回して遊びましょ。
猪太郎:桜ずいぶん浮かれてるなブー。
丸子:だって、たのしいんだもん。
妈妈:重かったでしょう。ありがとね。
浜治:知り合いんちがたくさん送ってきてくれてそれで母ちゃんがおすそ分けで持ってけって。
丸子:大きくて立派なス?カだね。オッいい音。こりゃ甘いね。
爷爷:ちょうど食べごろじゃな。
浜治:おっ桜もこれでわかるのか。
丸子:えへへ、お爺ちゃんに教えてもらったんだ。
妈妈:これ、少しだけど、いただきもののおそうめんお母さんに持ってって。
浜治:ああ、ありがとう、おばさん。じゃあな、桜。
丸子:じゃね、ありがとう。じゃあ、さっそく冷やそう。よいっしょっと!
爷爷:大丈夫か丸子。
丸子:大丈夫大丈夫。浜治だって持ってきたんだから。お母さん、お風呂で冷やしとくからね。
姐姐:うん、甘くておいしい。
丸子:お姉ちゃん喜んでばかりもいられないよ。
姐姐:えっ何でよ?
丸子:明日のおやつもス?カだよ。あさってもしあさってもまだまだス?カだよ。
姐姐:えっそうなの?
妈妈:いいじゃない。夏のおやつにス?カ。
丸子:だけど 、毎日毎日ス?カってさ。浜治の知り合いももうちょっと気を利かして特売日とずらして送ってほしかったよ。
妈妈:こっちの特売なんかわかるわけないでしょ。
奶奶:重なるときは重なるからねえ。
丸子:ハー、どこかパッとしたところに連れてってもらえるわけでもないさえない夏休み。こっちはせ めてもの楽しみと言
ったら毎日のおやつくらいなのにさ。
电视主持人:はい、ス?カのパンチの出来上がり。デザートにぴったりですよ。
丸子:えっス?カのパンチ?
姐姐:へえ、白玉とかフルーツ入っておしゃれでおいしそうだね。
丸子:ス?カのパンチ。あれいいじゃん。お母さん、あれいいよ。明日はあれ作ってよ。
妈妈:えっス?カのパンチ?
41重复(省略)
母:丸子、あんた、廊下に毛糸のパンツが脱ぎ捨ててあったわよ。駄目でしょう。だらしがないわね。
丸子:毛糸のパンツなんでもはかないよ。誰もはいてないもん。


母:別にいいでしょう。あんたは小さいんだから、余計なこと気にするんじゃないの。
丸子:嫌だよ。私だけはいてるなんて、みんなにばれたら、大恥だ。
母:誰かに見せるわけじゃないんだから、別にいいのに、可愛いじゃないの?
丸子:可愛くないよ。
奶奶:毛糸のパンツなんて、昔は高級品じゃったのに。
爸爸:わがままいって、ものを無駄にするな。おとなしくはいたらいいんだ。
爷爷:丸子、毛糸のパンツを何かに利用してみてはどうじゃ。
丸子:利用?
爷爷:パンツの足を通す穴を縫いつけて、帽子にしたらどうじゃ。
丸子:おじいちゃん、大成功だよ。毛糸のパンツだってなんて、信じられない。
丸子:ねえ、ねえ、昨日虹が出たんだって、お母さん見た?
妈妈:え?虹?
丸子:夕立ちの後だって。
妈妈:そうなの。ずっと台所にいたから、気がつかなかったわ。
爷爷:わしも知らなかった。
姐姐:私見たわよ。
丸子:本当?
姐姐: うん。良子さん家に行ってたんだけど、とっても大きくてきれいな虹だったわ。あんなの今まで見たこと……
丸子:ずらい。お姉ちゃんなんで教えてくれなかったあるさ。
姐姐:教えられるわけないでしょう。良子さん家にいたんだから。
丸子:だって玉ちゃんたち皆見てるのに、私だけ虹見てないだもん。
姐姐:そんなこと言ったって。はは、あんたまた部屋で転寝でもしてたんでしょう。
爷爷:さすがお姉ちゃん、小見通しである。
姐姐:ああ、やっぱりぐうたらは損するわね。あんなきれいな虹見逃したりして残念ね!
母:あ~あんた、何にしてるの?着替えたりして~ちゃんと熱、はかれた?
丸子:ああ~
母:丸子、あんた、いい加減にはかったね。
丸子:ちゃんとはかったよ。
母:メモリぜんぜん上がってないじゃない、さあ、ぎゅっと脇に挟んで、3分、じっとしてるのよ。
丸子:お母さん、、
母:3分よ、3分、
丸子:はい~
母:37度5分、やっぱり、ちょっと熱があるわね。
丸子:大丈夫だよ。そんなの熱のうちに入らない
母:残念だけど、丸子、今日はお休みにしなさい。
丸子:ええ、そんな嫌だよ。
母:だめ!わがまま言わないの。ええ、はい、今日は休ませますので、はい、よろしくお願いいたします
丸子:へっへっ~そんな簡単に諦めないようで
母:丸子、何にしてるの
丸子:決まってるじゃん?お弁当持って、写生大会にいくんだよ。
母:何にいってるの?今、今日はお休みするって、先生に電話したわよ。
丸子:そうなのお母さんの勝手にしたんでしょう。あたしには関係ないよ。
母:熱があるんだから、仕方ないでしょう。
丸子:熱なんか、写生大会にいったら、なくなって、私はこんなに元気だもん。


母:今は元気でも、後から熱が高くなったりしたら、
丸子:ならないだよ、
母:待ちなさい、丸子
丸子:あたしは行くんで言ったら行くの
母:いい加減にしなさい。
丸子:はっ、
母:今日は一日うちでおとなしくしてなさい、いいわね。
丸子:お母さんは馬鹿~
爷爷:おや,今日もプールに行くのかい?
丸子: うん。あたしゃ,本気だよ。だから,お爺ちゃんも約束を忘れないでね。
爷爷:もちろんじゃ,もちろんじゃとも。
丸子: さてと,きのうは,早く寝ちゃって欽ちゃんと見逃げしたから。今日はちょっとだけ昼寝しておこうかな。
お姉:丸子,起きなよ。丸子ったら。
丸子:え~,もう夕方なの?
お姉:いつまでも,グーグー寝てるからよ。ほら,ご飯だって,早く来なさいよ。
丸子:どうしよう。寝過ぎちゃったよ。
丸子:駄目だ,やっぱり,眠れない。
お姉:丸子,プールに行くの?あんた,きのう,あんまり寝てないんじゃないの。
丸子:うん,大丈夫。明日までは頑張らないとなが縄跳びを買ってもらえないからね。
丸子:あのお母さん子供がかまれてるのに笑って見てるよ。
妈妈:違うわよ。ああやって獅子舞に頭をかんでもらうと縁起がいいのよ。
丸子:えっ何で?
妈妈:そういう言い伝えでね無病息災とか一生幸せに暮らせるとかいうのよね。
奶奶:賢くなるともいうのう。
丸子:えっ賢くなるの?ホント?
爸爸:そういや昔どっかの祭りでお姉ちゃんもかまれたことがあったな。
妈妈:そうそう。
妈妈:ほら丸子もかんでもらいなさい。ほらほら怖くないよ。あっちょっと丸子。
丸子:えっ……
妈妈:結局泣いて暴れてかまれないまま逃げ出しちゃったのよね。
奶奶:やあまあもったいないことしたのう。
姐姐:ホント。素直にかんでもらってればもっと賢い妹になったかもしれないのに。
丸子:何さぶう
爷爷:丸子、どうかしたのか?
丸子:ええ~
妈妈:丸子、こんなところで、何やってるの?まあ、熱が上がってるじゃない?
丸子:熱なんかないって
妈妈:いつまで馬鹿なこと言ってるの?さ~部屋で寝るのよ。
爷爷:あ~丸子。
丸子:ほら、いつの間にか眠っちゃってたんだ。
妈妈:あら 、丸子、目が覚めた?まだちょっと高いわね。丸子、今日は残念だったけど、写生大会にはまた今度行けるわよ 。
さっ、水枕お換えるわね。
丸子:今日、行きたかったんだよ。みんなと一緒にいたら、治 ってたら、お母さんが熱がある、熱があるっていうから、本
当高くなっちゃったんだ、みんなお母さん のせいだよ。こんな恵はいらないよ。


丸子:ただいま。あ~やっぱり学校は疲 れるね。こんな寒い日はこたつでぬくぬくしてるのが一番だよ。
姐姐:疲れるって三学期始まったばっかりじゃない。
丸子:ねえみんなでかるたやろうよ。それともすごろくにする?
妈妈:お正月はもう終わっ たんだよ。さっさと頭切り替えて三学期はもうちょっと勉強頑張ってちょうだい。
姐姐:そうだよ。一年の最初っくらい気合入れなよ。どうせ途中でだらけるんだからさ。
丸子:まだ一月だもん。お正月だもん……。
妈妈:いつまでお正月気分が抜けないなんて。困ったもんね。
丸子:お母さんだって抜けていないじゃん。
妈妈:えっ?私はちゃんと抜けてるわよ。
丸子:じゃこのおやつは何?鏡開きしたお餅じゃん。
妈妈:そっそれは……。
(100%お正月の残り物である。)
小玉,年子:ごめんください!
妈妈:あらあら、玉ちゃん、年子ちゃん、
小玉:丸ちゃんの具合、どうですか?
妈妈:まあ、わざわざお見舞いに来てくれたの、ありがとう。でも、今眠ってるから。
丸子:玉ちゃん、年子ちゃん!
小玉,年子:丸ちゃん!
妈妈:丸子、あんた寝てないと、
爷爷:母さんや、ちょっと~
妈妈:あっ、はい。お礼を言って、早く部屋に戻るのよ。
小玉:丸子ちゃん元気そうだ、安心したよ。
年子:本当?熱があって、お休みするって、聞いてから心配してたんだよ。
丸子:ぜんぜん 大丈夫だよ。熱なんかちょっとしかないのに、お母さんが勝手に電話をしちゃったんだ、ひどいよ。
小玉:へへ~でも、お母さんは丸子ちゃんのこと、心配して~
丸子:私はこんなに元気なのに~何心配する必要があるのさ、お休みする何てお母さんの横暴だよ。
小玉,年子:丸ちゃん~
小玉:あ~そうだ、丸ちゃんにお土産があるんだ。
丸子:えっ、何に何に?わ~きれい~
小玉:浜辺に拾ったんだ。
小玉,年子:ね~
丸子:え~ありがとう。でも、あたしも一緒に拾いたかったな~
小玉:また今度行けるわよ。
丸子:うん~そうだよね。
妈妈:丸子、あんまり長く話してだめわよ。
小玉:じゃ、丸ちゃん、明日は学校であえるね。
丸子:当たり前だよ。今日だと本当は休まなくてよかったんだもん。
小玉:丸ちゃん~
妈妈:へへ~
年子:じゃ、丸ちゃん、明日!
妈妈:二人とも、わざわざ来てくれて、ありがとうね。
小玉,年子:お邪魔しました。
小玉:じゃね~
年子:明日ね~


丸子:バ?バ?~
妈妈:ねえ。
丸子:うん?
妈妈:丸子ってちょっとだけ百恵ちゃんに似てるわね。
丸子:え?嘘ー! 似てるかなー?似てるかなー?どこなへんが似てるかな?
(こっちが知りたい。)
丸子:お父さん、お父さん。
爸爸:あ?
丸子:丸子百恵ちゃんに似てる?ね、どこが似てると思う?
爸爸:あ、そうだな。目があんまり高くないところが似てるかな。は…
(うまく逃げたな、宏志)
丸子:やったー!やっぱり丸子は似てるんだ。 どうしよ。丸子の将来はMMKな御子じゃ。
(MMKとは持てて持てて困っちゃうの略だが心配ご無用である。)
丸子:お母さん、お母さん。
妈妈:うん?
丸子:丸子も百恵ちゃんみたいに横分けにしてみたんだけど、どう?
妈妈:変だよ。
母:今日は丸子の側で寝るから、お姉ちゃんはお父さんと一緒に寝てね。
姐姐:うん。丸子、大丈夫?
母:心配しなくても大丈夫よ。お母さんがちゃんと見てるから。
姐姐:うん。
丸子:お母さん~
(翌日)
丸子:お母さん。
母:ごめん。起こしちゃ った?喉(のど)、渇いたでしょう?お水、飲む?本当によかったわね、熱が下がって、丸子、お
なか 、空いてる?何か食べられそう?
丸子:あ~ちょっとなら~
母:はい!
丸子:は~、プリンだ。お母さん、作ってくれたの?
母:ええ~いっぱいにたくさん食べちゃだめよ。
丸子:お母さん~
母:何? < br>丸子:昨日はごめんね。あたし、本当は熱、あったし、写生大会に行けないって、分ってたんだけど、で も、何か悔しくて、
怒ってる?
母:怒ってないわよ。
丸子:本当?
母:本当よ。
丸子:お母さん~
母:うん?
丸子:ありがとう。
母:へへ~早く元気になってね。
丸子:はい。へ~あ~おいしい~
(お母さんの 気持ちがたっぷり入ってプリン、こんなおいしいプリンは食べたことがないと思う丸子なのであった。)
爸爸:おい、蟹缶ないぞ、知らないか?


丸子:お、お爺ちゃんが蟹缶食べているのを見たわ、私は
爷爷:え?
妈妈:お爺ちゃん、本当?
爷爷:えっと、えっと、どうじゃったかな?食べたような気もしるし…
丸子:食べていたじゃ。一週間くらい前食べたでしょう。ほら、ほら…
爷爷:一週間前?忘れたけど、食べたかもしれぬ。
爸爸:お爺ちゃんが食べたんじゃ、しょうがないな。
爷爷:いや、済まぬな。
爸爸:じゃ、お母さんなんか酒の魚作ってくれないよ。
妈妈:はいはい、仕方ないわね。
丸子:うまくお爺ちゃんのせいにできてよかったよ。ほひひひひひ…
妈妈:本当にお爺ちゃ んともなんで蟹缶なんか食べてあったのかしらね。あら、戸棚の前の踏み台。うん。あ、さては…
丸子:それでね、百恵ちゃんがね…
妈妈:丸子!
丸子:えっと
妈妈:本当はあんたが蟹缶取ったんでしょう。お爺ちゃんは踏み台なんて使わないわよ。
丸子:しまったわ。
妈妈:丸子!
爸爸:丸子!
妈妈:どこへやったの?
丸子:どこだって知らないよ。
丸子:まったくあたしは日本一不幸な妹だよ。っべ~
丸子:お姉ちゃんめ~お爺ちゃんに買 ってもらったプリンをお姉ちゃんの分も食べちゃうもんね。へへ~はっ~おねえちゃ
ん~
姐姐:へっへ~はーん~
丸子:あたしのプリン~
姐姐:へぅへぅ~早いものが一よ、はっはっは~
丸子:き~人の夢にまで、でてきてずる越してお会いって呑気なもんだね。勝ったまま~
(あんたが勝手に見た夢であろう。)
母:丸子、日曜日だから、いつまでも寝てちゃだめよ。
丸子:どうにも腹の虫をおさまらないね。そうだ!あった、あった~はは~これでよい。
姐姐:あんた、何、やってるの?
丸子:別に、さあ~お姉ちゃん、行こう、行こう~ (なんて間抜けの姿何だろうね。笑いものになればいいんだい。へへ~)
母:お姉ちゃん、それ、何?
姐姐:ええ~あっ、一体いつの間に~丸子ねえ!!!
丸子:ええ~やっぱりまずい。あかしておこう~
丸子:お姉ちゃん、何やってるの?
姐姐:さて、そろそろ出掛けようかなあ~
丸子:えっ、どこに?
姐姐:良子さんうち、一緒にクッキー焼くんだ。
丸子:へ~ちょっと待ってよ。自分だけで出掛ける何てずるいよ。
姐姐:あー?あんたも出かければいいんじゃない?
丸子:そんなことを言ったって、(資料 を剥がすまで出掛けさせるわけにはいかないよ。)あって、痛い痛い~ちょっとお
中が痛い~


姐姐:あ~本当に?
丸子:(しめた!)痛い痛い~お姉ちゃん、看病して~
姐姐:うん~お爺ちゃんに頼めば~
丸子:(まずい~)
爷爷:どうした?丸子、顔色が悪いぞ。ご飯も残しておったし、お中でも痛いのか?
丸子:大丈夫だよ。
爷爷:そうか?
丸子:(まずい、まずいよ。どうしよう~)
良子:桜さん、それ?
姐姐:えっ、何?。。。馬鹿丸子~!!!
爷爷:今度は寒くなんするのか?
丸子:あっ~もう全然大丈夫。ちょっと出掛けてくるね。
良子:いらっしゃい~あっ、丸子ちゃんも来てくれたの?
丸子:そうなんです。あたしも一緒にクッキー何か焼きたいなあ何て
良子:丸ちゃんなら、大歓迎よ。
姐姐:えっ?あっ、はは~
丸子:へへ~ありがとうございます。
良子:ええ~、本当に?
丸子:本当、本当~
良子:丸ちゃんみたいな妹がいたら、楽しいだろうなあ~
姐姐:全然、うっとうしいだけよ。
良子:そんな?いつも仲がよくて、うらやましいわ~
姐姐:仲良く何か、ない。
丸子:うんうん~昨日も喧嘩したし。
姐姐:丸子!!
丸子:姉ちゃんが最後の餃子を食べちゃったからね。
姐姐:丸子!!!
丸子:本当のことじゃん。(あっ、こんなことやってる場合じゃないね。早くはがさないと~)
良子:ははは~
姐姐:あ~はは~~いやだ。はは~
良子:桜さん、それ?
丸子:(気づかれた!!)良子さん!
良子:えっ?
丸子:ちょっとト?レに行きたくなっちゃったんだけど~案内(あんない)してください。
……
丸子:というわけで、お姉ちゃんに気づかれないで、あの資料をはがしたいんです。
良子:でも~~
丸子:お願いします。お願いします。
良子:分ったわ。
姐姐:遅かったわね。
丸子:うん、ちょっとね。
姐姐:良子さん~
良子:えっ?
姐姐:オーブンに入れるわね。


良子:えっ、ええ~
丸子:あっ、あれはユーフォー?
姐姐:えっ、何?ユーフォー何て見えないじゃない?良子さん、見えた?
良子:えっ、あっあ~、見えたような、見えないような~
丸子:はっ、良子さん、お皿(さら)はあれだよね。
良子:えっ、ええ~
丸子:お姉ちゃん、取って~
姐姐:どれ?
丸子:あの棚(たな)の~
姐姐:どれよ?うっ、取れない、取れない
良子:クッキー、焼きたみたい~
小玉:ね、丸ちゃん。
小丸子:うん?
小玉:明日自転車で少し遠くに行ってみない?
小丸子:自転車で?
小玉:うん。昨日テレビでサ?クリングの番組やってたんだ。とても気持ち良さそうだったよ。
小丸子:へえ?
小玉:自転車だと、いつもとはちょっと違う景色が見られるんだって。
小丸子:ああ、いつもと違う景色ね。
小玉:明日は土曜日だし、お昼食べたら行こうよ。ね、丸ちゃん。
小丸子:そうだね、行ってみようか。
小玉:うん。お菓子も持って行こうよ。
小丸子:じゃ、飲み物も。ちょっと明日が楽しみになってきたよ。
小玉:(よかった。丸ちゃん少し元気が出たみたい。)
小丸子、小玉:う?へへへへへへへ…
(翌日)
小丸子:わ—
小玉:うぇ—
小丸子:気持ちいいね、玉ちゃん。
小玉:うん。
小丸子:でもさ、一生懸命漕いでるとお腹空くよね。あ~、早くおやつが食べたいよ。
小玉:まあ、丸ちゃんたら今出発したばかりじゃない。
小丸子、小玉:はははは…
小丸子:おいしい!
小玉:うん、おいしいね!
小丸子:ハマジ ブー太郎。
滨崎:おう、さくら。
小丸子:いいねたこ揚げは。あたしゃうれしいよ。お正 月を愛する少年たちがちゃんと残っててくれて。
滨崎:別にそんなんじゃねえけどよ。お年玉当てに してたおじさんが今日まで来なくて。やっと買えたんだ、このたこ。
猪太郎:最新型のたこだブー。よく揚げるブー。
小丸子:「お正月にはたこあげてこまをまわした遊びましょう」
猪太郎:さくらずいぶん浮かれてるなブー。
小丸子:だって楽しいんだもん。
猪太郎:そろそろおいらの番だブー。


小丸子:うん。もうちょっとだけ。
滨崎:風が強いから気をつけろよ。
小丸子:うん。
滨崎:あっ!あ~!おい何やってんだ!
小丸子:ごめん!
猪太郎:早くつかまえるブー。
大家:待って~!
小玉:今丸尾君、こっち見て、ガッツポーズしたよ。何で?
丸子:ハハ……。玉ちゃん、昨日あたし、算数(さんすう)の宿題(しゅくだい)、忘れたでしょ。
小玉:えっ?ああ。
丸尾:桜さん、宿題を忘れたですって?その上、人に見せてもらおうな ど、私学級委員(がっきゅういいん)として許し(ゆ
るし)ませんよ!
小玉:そんな丸尾君が宿題忘れるなんてね。
丸子:実は、その後ね……。
丸子:塩(しお)もみ野菜(やさい)か~ちょいと、小杉、これ、もらってくれない?
小杉:おお、よこせ、よこせ!
山根:僕も胃腸(いちょう)の調子(ちょうし)が、、牛乳 (ぎゅうにゅう)飲んでもらえるかな~小杉君
小杉:もちろんだぜ。
永沢:僕もこれいいかな?
小杉:いいぜ、いいぜ。やった~っ!今日はいっぱい食べられるな~
丸尾:お待ちなさい! 桜さん、永沢君、好き嫌い(すききらい)なく、ちゃんと食べてください。山根君、胃腸をもっと鍛
( きたえ)えましょう。小杉君、食べすぎは体によくありませんよ。
丸子:わっ、分ったよ。
山根:確かに丸尾君の言うとおりだ。
小杉:たくさん食べられると思ったのによ。
永沢:ちょっといいかな、丸尾君。
丸尾:なんでしょう?
永沢:君、学級委員だからって、ずいぶん偉そうじゃないか?
丸尾:えっ、わたくし別にそんなつもりは、、、、
永沢:二学期も選ばれたからって、威張 る(いばる)なよ。三学期はほかの人に学級委員になってもらったほうがいいかも
ね。
丸尾:えっ?
小杉:そうだな。俺も三学期はいっぱい給食(きゅうしょく)食べさせてくれ るやつに一票(いっぴょう)入れよう。
丸尾:えっ、そっ、そんな……はっ、山根君、山根君は私を選んでくれますよね。
山根:僕はそんなことよりも、まず胃腸を鍛えないとね。
丸尾:みっ、皆さん、ああ……そんな……
小玉:そんなことがあったんだ。
丸尾:わたくしはただ、クラスのために頑張って(がんばって)いるというのに。
丸子:あっ、丸尾君……
丸尾:どうして、どうしてなんですか!
丸子:いや、ちょっ、ちょっとまっ、まじめすぎなんじゃないのかな。
丸尾:まじめすぎ?
丸子:まあ、その堅苦しい(かたくるしい)っていうか、暑苦しい(あつくるしい)っていうか、息苦 しい(いきくるしい)
っていうか……


丸尾:わたくし、そんなに色々(いろいろ)苦しいですか?
丸子:もっと楽 な感じでさ「気さくな庶民派」(きさくなしょみんは)って、?ピールしてみたら、どう?
丸尾:気さくな庶民派?それはいったいどうすればいいのでしょう?
丸子:そうだね。ずっ こけたり、失敗したりするところも見せると、親しみ(したしみ)やすいっていうか、ほっとするっ
て いうか……
丸尾:ずっこけたり、失敗したり……
丸子:んって?
丸尾:分りました。桜さんですね。
丸子:えっ?
丸尾:桜さんは穂波(ほなみ) さんに宿題を見せてもらおうとしたり、小杉君に給食を食べてもらおうとしたり、確かに皆
さんと親し んでいるでしょう。まさに私とは正反対(せいはんたい)。桜さんはずっこけた失敗派(しっぱいは)でしょう 。
丸子:いや、ずっこけた失敗派じゃなくて、気さくな庶民派って言ったんだよ。
丸尾:決めました。私、今から桜さんをお手本(てほん)にさせていただきます。
丸子:えっ、え~っ!あたしを?
丸尾:はい、それでずっこけた失敗派を勉強して……
丸子:あっ、いや……
丸尾:そして、クラスの皆様から親しまれ、三学期にはまた、必ずや学級委員になるでしょう。
丸子:だから、気さくな庶民派だって、
……
小玉:そういうことだったんだ。
丸子:ただいま!お母さん、お母さん!
妈妈:あら、お帰り。
丸子:今日はお母さんに大事な話があるんだ。
妈妈:え、どうしたの、一体?
丸子:お母さん、私もお姉さんがもらったような可愛いお古が欲しいです。
妈妈:えっ、大事な話って、それ?
丸子:はい!
妈妈:丸子、いつもいつも気に入ったお古がもらえる訳がないでしょう。今回は偶々…
丸子:お姉ちゃんばっかりずるいよ!私なんかいつだってぱっとしたお姉ちゃんのお古なんだよ。
一回くらいあんな可愛いのが欲しいよ。
妈妈:そんなこと言ったって
丸子:だったらさ、お母さん。
妈妈:え?
丸子:丸子に可愛い服買って。
妈妈:う… 思わず真剣に聞いちゃった私がばかだったわ。
丸子:いー
妈妈:まったくあんたね!今まで着られる服があるんだから、贅沢言うんじゃないの!
丸子 :あんな可愛い服は持ってないもん。私だって可愛い服着たいよ。お古がもらえないだったらさ!ねえ?
妈妈:う…
丸子:ねえ、お願いお願い、買ってよ。
小丸子:それでさあ、グランプリ間違いなしって言ったるらしいよ、玉ちゃんのお父さん。
爸爸:それは親の欲目って言うやつだな。
小丸子:親の欲目?
奶奶:親はわが子が可愛いから実際のところよりよく思えてしまうんじゃ。


爷爷:そう言や祖母さんも宏は子供のごろ「宏志は大物だ!
将来は偉い人になるかもしれん」って言っておったのう。
奶奶:爺さんだって「宏志は野球の才能がある。将来はプロ野球の選手だ」
って言っとったじゃないかね。
小丸子:ははは… 全然外れてるじゃ、親の欲目だね。
爸爸:うるせい!しかしお前、見れば見るほどおもしれい顔映ってるな。
お前の写真じゃ、グランプリはグランプにでも、お笑いグランプリだよな。
小丸子:何さ!お父さんには親の欲目ってもんがないのかね
姐姐:ちょっと丸子、部屋片付けてよ。
小丸子:はいはいはい、後でやるよ。
姐姐:うん… もう…
妈妈:小さいごろはお母さんが片付けを始めると「私もやる」ってお手伝いしてくれて、
まあなんと偉い子だろうっと思ったのにね
小丸子:そりゃ親の欲目だったのね。
妈妈:えっ
丸子:今日は疲れた、、、丸尾君、なんかとお手本ってつきまとってさ。さてと。
母:丸子、お友達よ。
丸子:えっ?
丸尾:こんにちは。
丸子:なっ、何でうちに?
丸尾:はい。私、ぜひおうちでの桜さんも勉強させていただきたいと思いまして。
丸子:え~っ?
母:丸子と勉強しに?まあ、どうぞどうぞ、上がって、上がって。
お爺:んっ?何じゃ?あっ、お母さん、今、丸子と男の子が歩いていったが。
母:学級委員の丸尾君が丸子と一緒に勉強しに来たんですよ。
お爺:えっ、ええっ!学級委 員の子と一緒に勉強とな?何と、さすがは丸子。自分と似たような相手を選んだんじゃな。ま
さに、類 は友を呼ぶじゃ。
丸子:こっちこそ、うちにまで来るなんて口あんぐりだよ。
丸尾:しかし、学校だけではなくおうちでの桜さんもきちんとお手本にしたいのです。
丸子:しょうがないな。はいはい、分ったよ。どうぞ、お手本でも何でもしてよ。
丸尾:あの、宿題はもう終わったのですか?
丸子:宿題?そんなの、後、後。
丸 尾:なんですって!?はっ、、、いけない、私としたことがまた真面目なことを。なるほど、これがずっこけた 失敗派、、、。
部屋ではごろごろ、だらしなく漫画を読み、宿題は後回し。
丸子:はい、これ。丸尾君も読めば?
丸尾:はあ、、、だいたい私、ほとんど漫画というものを読んだことがないのですが。
若林:余ったプリンが欲しいやつ集まれ
小丸子:はい はい はい いくよ
大家:じゃんけんぽん
小丸子:ちぇ
前田:いい?ずるしたら許さないからね
大家:せいの……じゃんけんぽん
前田:じゃ、桜さんゴミ捨てよろしくね。
小丸子:は


小丸子:あたしってじゃんけん弱いのかな。
小玉:えっ?そんなことないんじゃない?偶々だよ
小丸子:そうかな。じゃ、玉ちゃんじゃんけんしてみようよ。
小玉:えっ、うっ うん
小丸子、小玉:じゃんけんぽん
小玉:うっ……ぐっ、偶然だよ。もう一回やってみよう。
小丸子、小玉:じゃんけんぽん
小丸子:うっ
小玉:まっ、丸ちゃん
ああ、タミったらどうして勝っちゃったの。バカバカ、タミのバカ!
小丸子:やっぱり私じゃんけん弱いんだね。この先ずっと負け続けるのかな。
小玉:まっ丸ちゃん
永沢:丸尾君、何してるんだい、こんな所で。
山根:おはよう。おっす。
小杉:もう時間だぞ。
富田:早く行くブー
丸尾:皆様はどうぞお先に行ってください。ずっこけた失敗派はもっとぎりぎりに行かねばならないのです。
浜崎:ずっこけた失敗派?
富田:何だ?それブー?
永沢:聞いたこともないね。
山根:僕も。
丸子:間に合った。あれ?みんな。
丸尾:私、桜さんと一緒に遅刻ぎりぎりに行こうと思い、ずっとここで待っていたでしょう。
丸子:そんないいんだよ。待っててくれなくて。
丸尾:だめです。私、皆さまに親しまれた いのです。だから、桜さんをお手本にしてずっこけた失敗派になるのです。
永沢:ハハ~ン、そうか。桜だな、丸尾君に入れ知恵をしたのは。
丸子:えっ?
浜崎:ずっこけた失敗派って、桜のことかよ。
富田:確かに桜らしいブー。
丸子:ちょっと、違うよ。あたしは~
山根:そうか、それで、昨日丸尾君、宿題、忘れたのか。
永沢:丸尾君、君、桜をお手本にするなんて、間違ってるよ。
丸尾:えっ?
浜崎:学級委員が宿題、忘れたり、遅刻したりって、困るよな。
丸尾:えっ?
富田:桜なんかをお手本にしちゃだめだブー。
丸尾:えっ?
山根:やっぱり、学級委員はちゃんとしてくれないとね。
小杉:桜をお手本だ何て、あきれちゃうぜ。
丸子:ちょっちょっと~
丸尾:さっ さくらさん!ずっこけたり、失敗したりすれば、皆さんから親しまれるのではなかったのですか?これはどうい
うことなのですか!
丸子:いや、そっそれは~
丸尾:丸尾、末男、ズバリ、あなたをお手本にするのは直ちにやめさせていただくでしょう。


丸子:よかった~。
丸尾:で、桜さん、一言よろしいでしょうか?
丸子:えっ?
丸尾:学級委員として、言わせていただきますが、ズバリ、あなたはもっと、 何もかもしっかりするでしょう。何もかもで
す。いいですね?
丸子:はっ、はい。すみません~。
丸尾:わっ、皆さん、大変です!時間が~
(やっぱり丸尾君はずっこけた失敗派よりも、まじめな学級委員がお似合いなのであった。)
爸爸:おっ、ここに俺のことは書いてあるぞ。
小丸子:えっ、うそ!
爸爸:もてる男の三か条。 1.スポーツマン 2.頭がいい 3.面白い
小丸子:ちょっとね、そのどこがお父さんなのさ。
爸爸:俺そのものじゃないか。スポーツマンで頭がよくて面白い、?コールサクラヒロシ
小丸子:最後の面白いだけは合ってるけどね。それじゃハマジと同じだよ。はあ…
爸爸:何だよ。俺はモテモテですごかったんだぞ。
小丸子:ええ?いつの話?
爸爸:結婚する前よ。タバコの煙をふかっと吐いただけで周りは「キャー」。
にこっと笑っただけで、「キャー」。
食堂でラーメン頼めば黙ってメンマが一畑サービスよ。
小丸子:そりゃあ そりゃあ…
爸爸:あー、信じていないな。
小丸子:昔のことは何とでも言えるもんね。
爸爸:ケッ、親を信じろよ!
<信じろというほうが無理である。>

小玉:丸ちゃん、どうしたの?
小丸子:あっ、先やった詩をちょっとね、いいなと思ってさ。
小玉:うん。その詩、私も好き。
小丸子:私も詩が書けたらなって
小玉:丸ちゃんが?
小丸子:ほら、宿題で作文とか感想文とか出るときあるんじゃない?
そういうとき詩で書けば、字が少なくていいし、楽かなあっと思ってさ。
小玉:えっ?
小丸子:だから私も書きたいなって。結構簡単そうだよね。
小玉:そっ そうかな。
(それで教科書見てたんだ)
でも詩で書くの難しいんじゃないかな。
小丸子:えっ、そう?
小玉:うん。簡単そうに見えるけど。
小丸子:そっか。さらさらっと書くわけにはいかないか。
小玉:そうそう。だから宿題は普通に…
小丸子:あっ、じゃあさ、練習しよう。練習
小玉:練習?
小丸子:詩だよ。詩を書く練習!よし。じゃあ、さっそく今日から始めようか玉ちゃん。


小玉:えっ?私も?
小丸子:うん!
小玉::私はいいよいいよ。
小丸子:えっ?
小玉:うん。私は别に詩は…。
小丸子:そっか。玉ちゃんが一緒ならいい詩が書けそうな氣がしたんだけど。
小玉:丸ちゃん…
丸子:ねえ、お母さん、どっか連れってよ。城ヶ崎さんも、とし子ちゃん ちも、みんなお出かけするんだよ。
母:よそのうちはよそのうち。
丸子:こんなにどこに も出掛けないうちは世界中探したって、うちだけだよ。(それは言いすぎである)たまにはうちも行
こ うよ。露天風呂のある旅館とか、お城みたいなホテルとかさ。
母:うちのどこにそんな余裕があるの?
丸子:じゃ、動物園。水族館でもいいから。
母:今度の日曜日は町内会の手伝いを頼まれてるの。
丸子:それじゃ、また家にいるだけ?
爺:丸子や。それなら、お爺ちゃんと、これに出てみないか?
丸子:「町内の大掃除」?
爺:ああ。夏に伸び放題になった草を刈ったり、町内のどぶさらいをするんじゃ。
母:お母さんはお茶を出す係りをやるのよ。丸子もお爺ちゃんと一緒に出ればいいじゃない。
丸子:せっかくの日曜日になんであたしがどぶさらいしなきゃいけないのさ。
母:遊ぶことばっかりじゃなくて、たまには人の役に立つこともしなさい。
丸子:やだよ。めんどくさい。
爺:掃除を手伝った子供はお菓子の詰め合わせがもらえるんじゃがのう。
丸子:えっ?
爺:ほれ、ここに書いてある。
丸子:(掃除はめんどくさいけど、家に至っていいことない し、適当にやっておいて、お菓子をもらえるんなら、それもい
っか。)分った。あたし、掃除に出るよ 。
三松屋の叔父さん:おはよう、丸ちゃん
丸子:あっ、三松屋のおじさん。おはよう。
三松屋も叔父さん:明日、掃除、出てくれるんだって。
丸子:うん、お爺ちゃんと行くよ。
三松屋の叔父さん:大掃除には人手がいるからね。助かるよ。うんと、いいお菓子を用意してあるから 、楽しみにしててよ
ね。じゃあ。
丸子:は~い
丸子:えっ、静岡でやる人形劇?
小玉:うん。急にお父さんがいけなくなっちゃったの。それで、お母さんが丸ちゃんを誘って見ればっ て。
丸子:いくいく、人形劇、見たい。
小玉:やった~っ!じゃあ、明日、一緒に行こう。
丸子:うん。えっ、あっ、あしたなの?
小玉:うん。何か用事あった?
丸子:いや、、、たいしたことじゃないんだけど。
母:だめよ。掃除の約束の方が先でしょ。
丸子:だって、静岡でやる人形劇だよ。そんなのめったに行けないよ。
母:それはそうだけ ど、お爺ちゃんだって、楽しみにしてるし、三松屋さんも、そのつもりで準備してくれてるんだよ。


丸子:三松屋にはちゃんと、謝りに行くからさ、お願い。
母:あんたの気持ちも分かるけど、自分で決めたことでしょ。ちゃんと責任、持たなきゃ。 丸子:あ~あ、人形劇があるって知ってりゃ、掃除に行くなんて、言わなかったのに。そうだ、明日の朝、 おなかが痛いっ
て、言えば掃除に行かなくて済むじゃん。あっ、でも、それじゃあ、人形劇にも行けな いか。
爺:丸子や。
丸子:何?
爺:悪かったのう、わしが誘ったばかりに。
丸子:もういいよ。あたしゃ、天に見放された女なんだよ。
爺:丸子、、、
丸子:楽しい人形劇より、どぶさらいの方がお似合いなんだよ。
爺:せめて、明日が雨になればのう。
丸子:えっ、何で?
爺:雨なら、掃除は来週に延期になるんじゃ。
丸子:延期?そっか、じゃあ、人形劇に行けるじゃん。やった~っやった~っ!雨、万歳!
(まだ、雨が降ると決まったわけではない)
丸子:だから、雨なら行けるけど、晴れたら、掃除に行かなきゃならないんだ。ごめんね。
小玉:気にしないで。急に誘ったんだから、しょうがないよ。行けたら行こう。
丸子:うん。どうか雨が降りますように。
小玉:私も雨になるように祈ってるよ。
ウエザーマン:明日の静岡県は曇り、所によって雨。その後、次第に晴れるでしょう。
丸子:もう中途半端な天気予報だね。これじゃ、全然分かんないよ。
爺:そうじゃのう。
丸子:あ~、雨雨雨。雨が降ってくれなきゃ困るんだよ。
爺:これでいいかい?
丸子:うん。てるてる坊主を逆さにすると、あめあめ坊主になるからね。さあ、お爺ちゃんも一緒に拝んで。
爺:よし。
丸子、爺:あめあめ坊主さま、どうか明日は雨を降らせてください。お願いします。
丸子:あれ?少し晴れてきちゃった。
爺:あまり効き目がないのかのう。
丸子:もしかしたら、数が足りないのかも、よし。
姐姐:んっ?うわっ!なっ何よ、これ。
爺:ぐらぐらするのう。
丸子:気を付けてね。でもさ、こんなことやって、本当に雨が降るの?
爺:この前、テレビ でやっていたんじゃ。雨の神様ははらはらするのが好きだから、こうやって、危なっかしいことをやれ
ば喜んで雨を降らせてくれると。うおっ!
丸子:まだ、はらはらが足りないのかな。よし、次いってみよう。……ハ?~こりゃ、心臓に悪いね。
爺:まったくじゃ。でも、きっと、お天気の神様は喜んでくれるに違いない。
丸子:さあ、お爺ちゃんの番だよ。
爺:よし。
丸子:あっ…。駄目だ。次いってみよう。
爺:気を付けて、そっと歩くんじゃ。
丸子:うん、分かってる。
爺:はらはらするのう。
丸子:お爺ちゃん、お天気はどう?


爺:おっ、雨じゃ、雨が降ってきた。
丸子:えっ、本当?……やった、天に祈りが届いたんだ。
爺、丸子:やった~っ、やった~っ、やった~っ!
<翌日>
母:じゃ、いってらっしゃい。お母さんも後から行くからね。
丸子:はい…。
爺:やっぱり今日はお休みして、人形劇に行くかい?三松屋さんにはわしから…。
丸子:いいよ。約束だもん。
母:じゃあ、もうぐずぐずしないの。ほら、顔上げてしゃんとしなさい。
丸子:はい…。
三松屋:皆様、町内、大掃除にお集まりくださいまして、ありがとうございます。では、最初にどぶさ らいをします。スコ
ップや長靴も用意してありますから、よろしくお願いします。
丸子:も しかしたら、人形劇を見に行くのかな。あたしだって、雨が降れば行けたのに、天気予報の嘘つき。ところによ っ
て、雨が降るって言ってたくせに全然降らないじゃん。
<「所によって」だからである>
伯母:いいお天気になって、よかったわね。
母:丸子、日曜日だから、いつまでも寝てちゃだめよ。
丸子:どうにも腹の虫がおさまらないね。そうだ!あった、あった、ふふん。これを。
これでよし。
姉:あなた何やってるの?
丸子:あ、別に。さあ、お姉ちゃん行こう行こう。はは、なんて間抜けな姿なんだろうね。
笑い物になればいいんだ、へへへ。
<想像>
母:お姉ちゃん、それ何?
姉:あ!いったいいつの間に。丸子ね!
丸子:え、やっぱりまずい。はがしておこう。ああああああああ~
姉:プレゼントなんだよ。すごく可愛いマックカップなんだ。
丸子:へぇ~いいな、私もほしいな。
姉:ほ~ら、やっぱり言った。
丸子:あ。
<みんな:ハハハハ>
母:それじゃ、今度のテスト頑張ったら、お揃いでマックカップ買ってあげようか。
姉:本当!?
丸子:やった!
父:おい、母さん。俺には新しいお猪口買ってくれ。
母:今使ってるので十分です。
父:チ、こいつはひいきばっかり仕上がって、俺の子はひいきしろってんだ。
<みんな:ハハハハ>
<やっぱり、みんなはお母さんのことが大好きなのであった。数日後。>
姉:お母さん、早く行こう。
母:はいはい。
丸子:ずる~い。お姉ちゃん(に)だけマックカップ買ってあげて。ひいきだ!
母:そういうのはひいきとはいいません。少しは反省しなさい!
爺ちゃん:やはやは。


丸子:は!ああ~お母さんってひいきぞ!
丸子,爺:つるつる つるつる
丸子:あ~あ~ お爺ちゃん 汁はねてるよ ここ
爺:ありゃ
姉:すぐ洗っといたほうがいいよ シミになるから
爺:そうじゃのう
母:あっ もしかして あれもうどんのシミかしら
丸子:うん?
母:先 カーデ?がン 出して見たら シミがついてたのよ
もう いつ つけたのかしら これ気に入ってたなのに
丸子:あ~ これ きっと ラーメンのシミだよ ほら お母さんとお姉ちゃんと
三人で 屋台でラーメン食べたことあったじゃん あのとき 汁はねたでしょう
母:ええ そうだっけ
丸子:やだなあ 忘れちゃったの
姉:うん 三人で ラーメン食べたのは覚えてるけど
丸子:絶対あのときだよ あたし断言してもいいね
母:全然覚えてない
丸子:お母さんも けっこう忘れん坊だね いまから その調子じゃ
先が思いやられるよ しっかりしっとくれよ
母:あんたに しっかりしろなんて言いわれるようじゃ どうしようもないね
丸子:気をつけないと すぐにお爺ちゃんみたいになっちゃうよ
爺:お母さん わし みたいはいや? ねぇ
丸子 :ただいま お母さん おやつは?
うん?お母さん お母さん これ何
母:泥鰌だよ
丸子 :そうじゃなくて どうしたのってのことだよ
母:ああ 商店街で 泥鰌掴みがやってたのよ
(奥さん うまいね でも お一人様5匹までだよ)
母:へえ~ うち 六人家族だから 6匹ないと おまけして 頂戴よ
(奥さんじゃ 敵わないなあ)
丸子 :お母さん 頑張ったね
母:まあね
丸子 :ねえ ねえ お母さん 丸子にこの泥鰌 頂戴
母:だめだよ 今日の夕飯のおかずにするの
丸子 :ええ~食べちゃうの
母:お爺さんも 夕飯にどうぞっていってたし
柳川にして食べましょう
丸子 :泥鰌たちってば なんて気の毒の運命なんだろうね
(いや いや 助けて 坊や 坊や)
(お母さん お母さん)
恐ろしいおばさんの手が空から降りてきてさ
逃げるまもなく 掴みあげられ
親兄弟生き別れになった上にグラグラ煮って食べられちゃうなんてね
母:や やだね 親兄弟生き別れだなんてそんなことないでしょう 人に気の悪い


丸子 :気の毒すぎるよ 惨いね 鬼だよ
母:いやなこと言うわね この子は
丸子 :お願いお母さん 責任を持って飼うからさ この泥鰌 頂戴
母:あんた いつだって 最初だけで 後は ほったらかしじゃないの
丸子 :今度はちゃんと飼うからさ ねえ お前たちも助かりたいよね
ほら なんか今 うんうんって言ったみたいだよ
傍白:言ってない
母:まったく しようがないね 今度本当に世話するんだね
丸子 :約束するよ
母:分かったわよ じゃ持ってていいよ
丸子 :やった はは~
母:その代わり 本当に きちんと世話するんだよ
丸子 :わかってる わかってる
伯母:いいお天気になって、よかったわね。
丸子:えっ?
伯母:お嬢さん、日曜日なのに大掃除に出るなんて偉いね。頑張って、綺麗にしましょうね。
丸子:はい。
三松屋:桜さん、お世話になります。
爺:いやいや、いつもご苦労様です。
三松屋:丸ちゃん、今日は頼むよ。
丸子:はい。
三松屋:昨日は雨が降ったから、駄目かと思ったけど、こんなに晴れるなんて 、やっぱり皆さんの日ごろの心掛けがいいか
らでしょうな。
< 雨ごいをしていたなどとは決して言えない >
三松屋:しかし、天気がよくなったおかげで急にお休みをする子供がいましてね。
爺:そうなんですか?
三松屋:掃除より、遊びに行きたくなってしまったんでしょう。だか ら、丸ちゃんが出てきてくれて、おじさん、うれしい
よ。ありがとうね。
爺:うちの丸子は責任感の強い子ですから。
丸子:あたし、お掃除、頑張るよ。
丸子:あっ、綺麗になったね。
丸子:お母さん。
母:あっ、丸子、お疲れ様。麦茶あるわよ。
丸子:ありがとう。
母:大変だったでしょ。土手の草、ずいぶん伸びてたもんね。
丸子:うん。でも、結構面白かった。
母:そう。よく頑張ったわね。あっ、そうだ。あっち で、お菓子をもらっておいで。三松屋さんが配ってたよ。
丸子:うん。
三松屋:はい、丸ちゃん、ご苦労様でした。
丸子:えっ、すっごい、こんなに!
三松屋:おじさん、言っただろう。うんといいお菓子を用意してあるって。
丸子:どうも、ありがとう。
三松屋:それから、もう一ついい物があるんだよ。
丸子:お母さん、お母さん。三松屋から、これ、もらったよ。見て、見て。


母:あら、映画の割引券じゃないの。
丸子:これ見たかったんだ。ねえ、今度連れてってくれる?
母:いいわよ。あっ、そうだ。玉ちゃんも誘ってあげたら?今日一緒に行けなかったし。
丸子:えっ、いいの?
母:もちろん。だって、丸子はちゃんと約束を守って、頑張ったもんね。
丸子:わ~い。やった~っ!わ~い!
<雨は降らせてくれなかったけれど、天気の神様はちゃんと見ていてくれた>
<そう思う丸子であった >
丸子:このケーキが食べられるのも良子さんのおかげだよ。あ、そうだ。お礼を言ってこよう。
良子:ハハハハ。嫌だよ。
姉:年に一度のチャンスかも。織姫と彦星みたいに。
良子:そうね。
丸子:織姫?
爺ちゃん:彦星?
良子:でも小山くん。
丸子:小山くん?
爺ちゃん:誰じゃん?
丸子:ほら、お姉ちゃんのクラスのちょっと格好いい人。
姉:うん!?
丸子:わああ!
姉:何してるんのよ、そこで!
丸子:あ、あのう。
爺ちゃん:あ、いや、今ちょっと小山くんのことって。
姉、良子:へ!?
丸子:お爺ちゃん、し!
姉:もう、立ち聞きしてたね!
丸子:違うってば、良子さんのお礼をね。そしたらたまたま声が。
良子:丸子ちゃん、こんにちは。
丸子:あ、良子さん、どうもありがとう。
爺ちゃん:わしからもお礼を言います。ありがとう。
良子:え!?何かしら?
丸子:だから、良子さんが来てくれたから、ケーキがね。
良子:あ?じゃ、また明日。
姉:うん、明日ね。
丸子:え!明日も来るの?やった!
良子:うん?
姉:いいのいいの、こんな子ほっといて。気をつけてね。
良子:それじゃ、またね。
姉:うん、ふふふ。 (下载到了81)

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